私の大好きな女優さんである市川由衣さんが軍師官兵衛に登場するとのことで、役柄を調べたところ、宇都宮鎮房の娘であるお鶴(鶴姫)だとのこと。

宇都宮鎮房といえば、前回の放送で秀吉の横暴に耐えかねて、謀反を起こしたあの宇都宮鎮房!!

これはお鶴(鶴姫)も、荒木村重の妻・だしのように悲しい最期を迎えてしまいそうな予感しかしないのですが・・・。

 

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宇都宮鎮房の悲劇

宇都宮鎮房は秀吉の九州征伐に協力し、本領安堵を約束されていましたが、九州平定が終わると秀吉はその約束を破り、伊予への転封(領地替え)を命じました。

さらに秀吉は宇都宮家に代々伝わる家宝まで差し出せと言っていたようなので、その横暴ぶりは尋常じゃないですよね。

人間は権力を握ってしまうと、こうも醜い部分が出てきてしまうのだと思うと悲しい限りです。

 

そこで秀吉に反旗を翻し、城井谷に籠った宇都宮鎮房でしたが、黒田官兵衛の策略の前に降伏してしまいます。

その時に和睦の証として黒田家に入ったのが市川由衣さん演じるお鶴でした。

 

鶴姫

 

結局は人質ということです。

普通は男が人質に出されるというイメージなんですが、お鶴というお姫様が黒田家に入るということは、長政の次男・熊之助や重臣の子供たちとの婚姻も視野に入れてのことだったのかもしれませんね。

 

宇都宮鎮房・朝房親子

ここからはネタバレになってしまうのですが、講和を結んだ宇都宮氏と黒田家でしたが、一度反旗を翻した宇都宮鎮房を秀吉は許しませんでした。

 

そのため一度講和を結んだ宇都宮鎮房・朝房親子を粛清しなければいけない立場になったのが黒田官兵衛と長政の2人でした。

この行動は官兵衛親子にとっても非常に辛い選択だったと思います。

私は官兵衛が自分の意思でこういった手段を使うとは思えないので、秀吉の命令だと思っているのですが、結果的に長政が宇都宮鎮房、官兵衛が宇都宮鎮房の息子・朝房を暗殺することになります。

 

お鶴(鶴姫)の最期

父親と兄が暗殺されるとお鶴は13人の侍女と共に磔にされます。

この時、少しばかりとはいえ一緒に時間を過ごした官兵衛の妻・光はどんな思いだったのでしょうか。

どう考えても宇都宮一族に非はないはずなので、やりきれなかったに違いありません。

 

この磔の刑すらも秀吉の命令なのか?

それとも新しい領地でこれ以上、一揆を起こさせないための見せしめとした、官兵衛の苦渋の決断なのか?

今となっては分かりませんが、鶴姫(ここではあえて姫と呼びましょう)も荒木村重の妻・だしと同じように、あまりにも哀れな最期を迎えた人物だったようです。

 

この悲劇の姫役を市川由衣さんが演じるとなると、かなり感情移入して見てしまいそうな気がします。

鶴姫の最期のシーンは重~い回になりそうですね・・・。

 

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