真田丸第15話『秀吉』のあらすじ(ネタバレあり)と感想!!

2018-09-17

梅を亡くした後、上杉景勝と共に大坂城に出向き秀吉との対面を果たした真田信繁。

 

大坂では秀吉に翻弄されながらも多くの人々と交流を結んでいく事になります。

 

1分で分かるあらすじ

 

  • 秀吉、信繫と福島正則を連れて遊郭へLet’s Go!!
  • それでも三成は何でもお見通し。
  • 大坂No,1ホステスの吉野太夫に上機嫌の秀吉。
  • 三成が乱入してくると『信繁が行きたいって言うから』と責任転嫁。
  • 『殿下、ありがとう。』、信繁はかなり機転の利く子に育ちました。
  • 今期、人気爆発確実の大谷刑部吉継(将来の義父)登場。
  • 三成の自分に対する態度がいきなり変わったことが納得できない信繁。
  • 吉継は三成の中の信繁の評価が上がっただけと説明。
  • 『三成は悪い奴じゃないけど秀吉には気をつけてね』と将来の義父。
  • 一方、昌幸が信繁ばかりを頼りにするので引きこもりがちになる長男・信幸。
  • 『信幸の生真面目さは乱世が終わってから役に立つ』 by昌幸
  • 上杉景勝、従四位下に昇進。
  • 信繁、初めてのお茶会。
  • 太閤検地の責任者に三成就任。
  • カルタ大会に参加した茶々と家臣の中にヤキモチを焼く秀吉。
  • 茶々はいつか必ずワシのものに・・・。
  • 秀吉一家(加藤清正や福島正則ら)との楽しい団らん。
  • 信繁『秀吉の変りっぷりがパネェ・・・。』

 

真田丸15話の詳細ネタバレ

大谷吉継との出会い

大坂城の大広間で上杉景勝よりも先に豊臣秀吉と対面した真田信繁

 

すると秀吉は、名前も名乗らずに屏風の裏に信繁を引き込むと、福島正則に用意させた着物に着替えて信繁を城下へ連れ出します。

 

しばらくして大坂城では秀吉の脱いだ着物を石田三成が見つけます。

 

この時、事情を知っている片桐且元は気まずい雰囲気。

 

一方、秀吉が向かったのは遊郭。

 

秀吉は吉野太夫(太夫とは遊女の最高の位)にベタ惚れ。

 

しかし、舞いが終わると太夫は秀吉の相手をすることなく去ってしまいます。

 

大酒を呑んでいる福島正則をよそに、上杉景勝に会わなくていいのかと問う信繁に秀吉は『真田昌幸にほとほと手を焼いている』と愚痴をこぼす。

 

するとその時、石田三成がやってくる。

 

三成が秀吉の行動は全てお見通しだと嫌味を言うと、秀吉は信繁が大坂を楽しみたいというから連れてきたと責任転嫁。

 

そして、それでも城に戻ろうとしない秀吉の様子を見た信繁は、

 

『殿下、私のような者のお頼みを叶えてくださるとは申し訳ない限り。私は存分に楽しんだのでどうぞ城にお戻り下さい。』

 

と、機転を利かします。

 

景勝の元へ戻ると、会見が翌日になった事を告げられる信繁。

 

信繁は景勝よりも先に秀吉に会ったとは言えず、真田家と豊臣家の斡旋をしてくれるという景勝に対して複雑な気持ちで礼を述べます。

 

石田三成の屋敷に戻った信繁は三成からねぎらいの言葉をかけられ、大谷刑部吉継を紹介されます。

 

三成の対応が丁寧になっていることに違和感を感じる信繁。

 

大谷吉継は上田城の戦いで徳川軍を破った真田昌幸を賞賛し、三成が自分への態度を変えた事について不信感を募らせる信繁に対して、三成は理が立ちすぎて人を立場で図ってしまうところがあると説明します。

 

最初に三成が信繁に対して素っ気無かったのは信繁を低く見ていたからで、秀吉が信繁を気にいった事で三成も大事な人と認識したと伝えます。

 

三成も悪い男ではないと擁護する吉継ですが、秀吉は気に入った者を側に置いておきたくなる性格なので色々と面倒になると忠告します。

 

この後、酒を酌み交わす2人ですが、この大谷吉継の娘・竹林院が信繁の妻となるのはまだまだ先の話です。

 

関連記事⇒真田信繁(幸村)に娘を嫁がせた大谷吉継の最期!!

 

真田信幸の憂鬱

上田城の昌幸のもとに上洛するようにと秀吉から書状が届きますが、信繁が大坂にいるため、昌幸はしばらく静観することに決めます。

 

この時、昌幸が信繁ばかりを重用することに淋しさを覚えた信幸は自分の居場所がないと感じるようになっていました。

 

信幸の気持ちを察していた薫は昌幸と2人の時に『息子は信繁だけではない』と伝えます。

 

これに対して昌幸は、

 

『乱世が過ぎて世の中が落ち着いた時こそ信幸の出番。』

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『荒れ果てた土地を再び耕して国を立て直す時にこそ信幸の生真面目さが役に立つ。』

 

という考えを示します。

 

一方、大坂城では秀吉と上杉景勝が対面。

 

景勝は従四位下・左近衛少将に任じられ、今後は真田への肩入れをしないようにと秀吉から告げられます。

 

昌幸が一向に上洛しない事や家康がに恩を売るためにも上杉が真田の後ろにいては困るというのがその理由。

 

その事を信繁に伝えられないままの景勝、そんな時に石田三成がやってきて茶席に着くようにと伝えます。

 

茶室で秀吉と対面した信繁は景勝の手前、初めて秀吉に会ったように振舞うも、『昨日会ったではないか』とからかって楽しんでいる様子。

 

そのまま茶席が始まるも、千利休が茶を立て、秀吉と景勝が茶を飲んだところで一時中断。

 

秀吉は景勝と信繁に先に退出するように告げます。

 

これは秀吉が景勝の心理を千利休に確かめたかったため。

 

千利休は景勝が穏やかに茶を飲んでいた様子を見て、景勝が秀吉の臣下につくと見立てます。

 

羽柴秀次登場

その頃きりは、豊臣秀次と出くわし、枇杷(びわ)を寧(ねい・ねね)に渡してほしいと頼まれていました。

 

大広間には秀吉と羽柴秀長、石田三成、片桐且元、豊臣秀次が集り、米を計る升の大きさを統一した検地を行なう事を決めます。

 

その会合の後、信繁を連れて茶々大蔵卿局と共にカルタを楽しむ秀吉。

 

その途中で馬廻衆の立花権三と目くばせをする茶々を秀吉は冷たい目で見つめていました。

 

その後、寧(ねい・ねね)がサトイモを茹でて加藤清正や福島正則、木下辰之助(後の小早川秀秋)に振舞っている所に、秀吉と秀次、そして信繁が合流します。

 

この時、寧の手伝いをしていたきりは秀吉が天下人には見えないと感じていましたが、信繁は秀吉のつかみどころのなさに驚いていました。

 

感想

真田丸の15話の視聴完了。

 

今回も大坂編の序章という事で大きな話の展開はなく、比較的ゆったりした流れでした。

 

ただ、大谷吉継や福島正則小早川秀秋、といった武将が登場し、羽柴秀次千利休といった非業の最期を遂げる人物も独特の存在感を見せていました。

 

私は大谷吉継のファンなのですが、片岡愛之助さんの吉継のオーラ、かっこよかったです。

 

加藤清正が石田三成の屋敷に酔いつぶれたお詫びにやってくるなど、秀吉子飼いの武将に交流があるのはとても新鮮でした。

 

関ヶ原の戦いの裏切り者として非難を浴びる小早川秀秋(木下辰之助)が、幼くして福島正則や加藤清正と一緒の輪に混じっているを見ると、この後、秀吉が亡くなることによっていかに多くの人たちがバラバラになったのかが良く分かります。

 

名君と暗愚という2つの評価に分かれる羽柴秀次は、この時点では純粋で優しい性格ながら、政治の資質には乏しいというキャラ設定でした。

 

既に秀吉も秀次に関しては距離を置いている様子。

 

もしかすると今回の秀次は、武将になりきれない純粋な青年のまま関白になってしまい、理想と現実の狭間で戦っていく展開になるのかもしれません。

 

そして、鈴木京香さん演じる(ねい)。

 

竹内結子さん演じる茶々は、きりと同じく現代感覚の女性でしたが、寧はThe・戦国武将の妻といった感じですが、寧は清正や正則たちの面倒をよく見て、頭の回転も速そうな賢女。

 

寧が年をとると、真田家のばば様のようなかっこいい女性になるんでしょうね?

 

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あと、小日向さん演じる秀吉は、歴代の大河ドラマの秀吉のイメージとは少し違って、お調子者や人たらしの部分よりも、嫉妬心が強く、不気味な雰囲気の割合が多めでした。

 

秀次の事といい千利休のことといい、今回の小日向秀吉はかなり冷酷な顔を見せるのではないかと思います。

 

とりあえず個人的には、今回の15話で茶々に気に入られた立花権三がどうなってしまうのかが気になるところです。

 

茶々に好意を持たれて罰せられるというような展開になるのであれば、権三にとっては飛んだ災難ですよね。