真田丸に井伊直政が出ないのは井伊直虎が理由?
井伊直政といえば、徳川四天王の中でも若き猛将として人気の高い人物。
その井伊直政の登場を待っていたのですが、現時点で真田丸には登場していません。
これは2017年の大河ドラマ『おんな城主 直虎』に関係があるのでしょうか?
※井伊直政の性格や逸話に関しては下記の記事で。
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井伊直政のいない真田丸
井伊直政は戦場での活躍が華々しい徳川家の切り込み隊長。
幾多の合戦に出陣しながらも、生涯無傷だった本多忠勝とは対照的に、最前線で戦い続け満身創痍、最期は関ケ原で島津義弘の脱出を食い止めようとして負傷し、それが元で亡くなったというエピソードがあるほどの戦場の指揮官です。
上田合戦にも間接的ながら参加しており、本多忠勝と並ぶ双璧として、普通ならとっくに登場していてもいいのではないかと思っていました。
真田丸では武田勝頼の最期と武田家滅亡の様子が描かれました。
その武田家の遺臣達を自分の部隊に組み入れ、井伊の赤備えという精鋭部隊を作ったのが井伊直政。
真田信繁も武田の旧臣として赤備えを率いて大坂の陣に臨むわけですが、その時に直政の息子である直孝と対峙するので、真田丸で取り上げるには適任の人物だと思います。
しかし、現時点では井伊直政の姿は影も形も出てきません。
この辺りは、もしかしたら来年の大河ドラマ『おんな城主・直虎』との兼ね合いによるものなのかなと、思っています。
2年連続で戦国時代を扱う関係上、どうしても登場人物が重複したり来年の主役が今年の趣旨からずれたりするのは仕方がないことでしょう。
しかも、おんな城主・直虎の主人公である井伊直虎(柴咲コウ)は井伊直政の養母。
来年の大河ドラマでどのように井伊直政が描かれるか分かりませんが、この兼ね合いで真田丸に登場しないという事は充分に考えられると思います。
個人的には徳川家康の下に本多忠勝と井伊直政が揃っていないのは少し残念ですが、その分、本多正信が老獪な策士として目立っているので、これはこれでありかな?とも思っています。
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もしかして、井伊直政を演じるキャストが年をまたいで来年の大河にも出演するというサプライズがあったりして(笑)
2回目キャスト
まあ、その可能性はかなり低いと思いますが、大河ドラマで俳優さんが別の作品で同じ役柄を演じるのは何度か前例があります。
前田利家は唐沢寿明さんが『利家とまつ』の主演の他に『功名が辻』でも山内一豊や豊臣秀吉に関わる重要人物として再演しました。
当時の新聞で、唐沢さんが2度目の利家を演じることに意気込みを語っていたことを思い出しました。
竹中直人さんも大河ドラマ(秀吉・軍師官兵衛)で2回豊臣秀吉を演じていますし、真田丸で滝川一益を演じた段田安則さんも大河ドラマでは2回目の滝川一益でした。
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という訳で、井伊直政がこれから真田丸に登場した場合、『おんな城主・直虎』でも同じキャストが演じることがあるのか?とも考えましたが、まあ、正直それはないでしょうね(笑)
脚本家や監督によって、歴史に関する知識も違うでしょうし、それぞれ表現したい世界観も異なるでしょうからね。
そして何より井伊直虎が活躍している頃、直政はまだ成人してない子供。
直政が本格的に活躍し始めるのは今の真田信繁と同じく本能寺の変以降です。
それを考えると、真田との接点が少なく今回は残念ながら脇役でしかない井伊直政が何かしらの計らいをされて来年に向けて優遇されるということはないように思えます。
井伊直政の子役
しかし、大河ドラマには子役の台頭、それに出演俳優が話題の対象となるという別の楽しみ方もあります。
最近では、『天地人』で直江兼続の幼少期を演じた加藤清史郎さん、それに『龍馬伝』で坂本乙女の少女期を演じた土屋太鳳さんが有名でしょう。
それからさらに遡ってみても、大河ドラマをきっかけに話題になった人としては『武蔵 MUSASHI』主演の市川海老蔵(当時は市川新之助)さんがいます。
井伊直虎を演じる予定の柴咲コウさんは最近では信長協奏曲(のぶながコンツェルト)で帰蝶(濃姫)を演じましたが、本格的な時代劇に出演するのはこれがほぼ初めてです。
彼女がどのような演技を魅せるのかも楽しみですが、直政を演じる俳優さんが『おんな城主・直虎』をきっかけにさらなる活躍をすることが私は楽しみです。
これから真田丸で井伊直政がどのような活躍をするのか、そういう目線で楽しんでみると来年もさらに大河ドラマを楽しめるかもしれませんよ?
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