真田丸41話『入城』の感想!

2017-12-31

真田丸41話『入城』では遂に真田幸村が九度山を脱出し、大坂城に入城しました。

 

戦の機運が高まり、緊張感の漂う大坂城内の雰囲気とは対象的に、稲とおこうの心温まるやり取りも良かったですね。

今回の稲とおこうの戦国の女性の価値観には本当に勉強になりました。

 

相手に対する『礼』の心。

大事な事ですね。

 

41話『入城』の感想

武勇に優れた弟の信政が兄の信吉と剣術の稽古をしていて、木刀を落とした信吉に対してバカにしたような仕草を見せました。

このこれには、『相変わらず弱いなぁ~』という蔑むような気持ちがにじみ出ていましたが、これを叱ったのが母親の稲でした。

 

強さに奢っていた信政に対して、強いからどうした?相手に対する『礼』の心がなければ一流の武将にはなれないと言わんばかりの稲の厳しさは、今の教育に足りない部分ではないかとハッとさせられました。

 

稲の中には強くて優しかった父親の本多忠勝の姿があり、信政も忠勝のようになってほしいという気持ちが強いんでしょうね。

 

一方信吉に対して、『全てはあなたの不覚が招いたこと、怪我をさせた方が辛いもの』と言いきったおこうの母親っぷりも本当にカッコ良かったです。

真田丸の前半までしゃもじでご飯をよそう事さえできなかったおこうがここまでたくましい母親になると誰が予想したでしょうか(笑)。

 

自分の息子だからこそ、あえて厳しく接する。

古き良き時代の母親の姿でしたね。

 

さらに、稲が自分の息子ではなく、おこうの息子である信吉を信之の後継者にしてほしいと頼み、それをおこうに伝えるシーンはガチで泣いてしまいました。

 

稲さんもおこうも2人とも本当に素敵です。

 

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そして気になったのが、幸村達が九度山を脱出する際にで仲間に加わった若者の正体。

このタイミングで入ってくるということは物語にある程度深く関わってくるのだと思いますが、三谷さんがこの役柄にどういう意味を持たせているのかが楽しみです。

 

幸村が大坂城に入る

大坂城に入る前に行われた佐助と服部半蔵の対決。

この対決は演じる2人がお笑い芸人さんとは思えないくらいの体術で結構見ごたえがありました。

 

しかしそれ以上に驚かされたのが『押し通るいう先代の服部半蔵から受け継いだ伊賀流忍法?の奥義。

かなり緊迫した場面でしたが、ここだけは大河ドラマとは思えないくらいコミカルに描かれていましたね(笑)。

 

そして幸村の大坂城入城。

幸村が大阪城に入城した時は白髪交じりで 腰も曲がっていたという言い伝えがあるようですが、三谷さんはこれを幸村が変装していたという解釈でドラマ内に採用していました。

 

ちょっと内田裕也さんみたいでやりすぎの感じもしましたが、実際に警戒されている状態で大坂城に入るには何らかの変装は必須だったのだろうと思います。

 

それにしても寄せ集めの浪人衆の中にあって、後藤又兵衛と毛利勝永のできる奴感が半端なかったですね(笑)。

クラス替えをして初めて教室に入った時に感じる、『 あ、こいつらがクラスの中心人物になるな・・。』っていう時の感覚を思いだしてしまいました。

 

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この後の十数年ぶりに大坂城を訪れた幸村と秀頼の再会シーンに感動しましたが、それにしても今回の秀頼はとても聡明でカリスマ性のある、めちゃくちゃかっこいいキャラクターに仕上がっていますね。

 

何か、ここまで好青年ぶりが似合っている武将は久しぶりに見た気がします。

 

それに比べて大野治長はダメな上司の典型例・・・。

経験や能力、オーラまで全て、大坂五人衆の上に立つ器でないというのがひしひしと伝わってきましたね(笑)

 

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戦場で名を挙げた後藤又兵衛や戦国大名としての地位を築いていた毛利勝永や長宗我部盛親。

次回、この猛者たちを前に幸村がどのように立ち回っていくのかが楽しみです。

 

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