禁門の変で来島又兵衛を狙撃した西郷隆盛軍の功績!!

来島又兵衛は豪胆な性格で、武芸に優れとた人物として知られる長州藩士です。

 

八月十八日の政変や池田屋事件で追いつめられた長州藩を、戦うことでその窮地から救おうとしたのがこの来島又兵衛でした。

 

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来島又兵衛の性格

来島又兵衛は下級武士の次男として生まれました。

 

身分は吉田松陰の実家である杉家と同じ無給通組なので決して裕福な生活ではありません。

 

しかし、その後に大組の来島家に婿養子として入ったことで、来島又兵衛の人生が大きく変わります。

 

剣術、槍術を修め、馬の扱いにも長けていた又兵衛は、徐々に頭角を現し、高杉晋作の奇兵隊に習って遊撃隊を組織します。

 

来島又兵衛は、島津久光の襲撃を企むなど非常に苛烈な考えを持ち、戦略を練ったりするよりも先に、行動に移してしまう性格の持ち主でした。

 

戦国時代で言えば、腕っぷしに自信があり、戦場をいの一番に駆け回る猛将タイプといったところですね。

 

薩摩と会津に対する怒り

八月十八日の政変で長州藩が京都から追われてから、来島又兵衛は政変を起こした薩摩藩と会津藩を討つべきだと、強固に出兵を促します。

 

長州藩には桂小五郎や高杉晋作など、出兵は時期尚早だという声を上げる人物もいましたが、池田屋事件が起きると、長州藩の怒りは頂点に達し、京に向かって進軍するという進発派の勢いを止めることができる人物がいなくなっていました。

 

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来島又兵衛は長州から京に出陣する際は、先祖伝来の甲冑で武装し、陣羽織に身を包んだ戦国武将のような姿だったと言われています。

 

おそらく、この出陣は来島又兵衛にとっては一世一代の晴れ舞台だったのでしょう。

 

この時、久坂玄瑞も来島又兵衛と共に長州軍の中に加わり、京都へと出陣します。

 

久坂玄瑞との対立

そもそも長州藩の京への進軍は、八月十八日の政変で京を追放された長州藩の名誉回復のために、藩主の冤罪を朝廷に訴えるという目的でした。

 

しかし、朝廷に長州藩士の想いは伝わることなく、天王山や伏見に布陣していた来島又兵衛や久坂玄瑞らの長州軍には朝廷から、京都からの退去命令が出されます。

 

この時、現状の兵力で戦を始めても勝算がないと確信していた久坂玄瑞は、血気に逸る来島又兵衛を何とか説得しようと試みます。

 

しかし、合戦を前に久坂が恐れを成したと思った来島又兵衛は、久坂を『卑怯者』と罵り、周囲もそれに同調したため、京への進軍が決行されることになります。

 

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禁門の変(蛤御門の変)

軍勢を率いた来島又兵衛は御所に攻め寄せ、筑前藩が守る門を突破するなど、一時は優勢に戦を運びます。

 

しかし、西郷隆盛率いる援軍が到着すると、いっきに形勢がひっくり返ります。

 

西郷隆盛は鉄砲による狙撃で来島又兵衛に重傷を負わせ、又兵衛が負傷したことで長州軍の勢いは削がれてしまいます。

 

自分の傷が致命傷に近いと悟った又兵衛は甥に介錯を頼み、自分の槍でのどを突きます。

 

長州藩の名誉回復のために、何としても戦に勝利したかったであろう来島又兵衛の無念の最期でした。

 

禁門の変ではこの西郷隆盛が指揮した薩摩軍の活躍が長州軍の勢いを止めるのに重要な役割を果たしました。

 

そして、指揮官を失った長州軍は総崩れで敗退します。

 

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敗戦の代償

長州藩は天皇の住む御所に弓を引いたという事で朝廷の敵『朝敵』となります。

 

禁門の変は、主君の冤罪を晴らすどころか、長州藩の存亡の危機にまで発展させてしまう出来事となりました。

 

禁門の変(蛤御門の変)では来島又兵衛を始め、久坂玄瑞、寺島忠三郎、入江九一らが亡くなっています。

 

禁門の変の少し前に起きた池田屋事件では吉田稔麿が亡くなっているので、この時期に長州藩は多くの優秀な人材を失うことになってしまいました。

 

これで吉田松陰の松下村塾の四天王と呼ばれた3人が亡くなり、残された四天王も高杉晋作1人だけとなってしまいます。

 

そしてここから、長州藩がさらに追い詰められていく事になります。

 

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