おんな城主直虎_第35話「蘇りし者たち」あらすじとネタバレ!

気賀が徳川に襲われたとの報せに飛び出した直虎。南渓ら龍譚寺の僧や方久らも同行する。

すると堀川城周辺は死屍累々、まさに地獄絵図と化していた。

 

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その戦場跡に立ち尽くし、直虎は自責の念にかられていた。

自分が気賀に城を作りさえしなければ、このような悲劇は起きなかったのではないかと。

 

そんな直虎に南渓は今はなすべきことをなしましょうと、ともに生存者の捜索をすることを促した。

我に返った直虎は必死で息のある者を探す。

 

ふと固いものに足を取られる直虎、それはかつて自分が使っていた水筒だった。そしてそれを今持っているのは…。

全身に傷を負いながらもかろうじて息のある龍雲丸を発見する。

 

傑山らに協力してもらい龍譚寺へと運び込む。

傷の処置を施し、火鉢や温石で身体を温めるが、反応はよくなかった。

薬湯を飲ませようとしたが、だらだらとこぼしてしまう。

 

直虎はやむなく口移しで無理矢理飲ませる。

上がらない体温をあげようと身体をぴったりと合わせて、自らの体温を分け与えようとする。

何としてでも龍雲丸の命を救う。その一心が直虎を動かしていた。

 

一方、気賀攻略で徳川勢がとった行動は、遠江の今川勢に大きな衝撃を与えた。

湖岸一帯で抵抗を続けていた国衆らは次々と白旗をあげ、徳川の軍門に降っていった。

 

しかし、降伏してきた民をも見せしめといわんばかりに殺戮した今回のやり方に当の家康は憤慨する。

戦の行く末に対して非情になれない家康は、常慶を密かに召し、ある行動に移る。

 

龍雲丸の体温低下はおさまり、ほっとしたのも束の間、今度は高熱が続く事態となる。

寝食も忘れるほど看病に精を出す直虎に対して、昊天から休息をとるよう勧められる。

自分も倒れて周りに迷惑をかけることになるのは本末転倒だと思った直虎は素直に従う。

 

休みをとろうと部屋を出たところで、武家の少年に声をかけられる。

井伊谷三人衆の一人、鈴木重時の子、重好だった。

 

聞けば重時は大沢攻めにおいて戦死したということで、直虎に供養のために経を詠んで欲しいと頼んできたのだ。

わだかまりを捨てられない直虎は一旦は断るが、重時が生前、直虎の経にあこがれを抱いていたという話を聞き、そして何より自分は仏門の端くれであるとの思いから、申出を受けいれることにする。

 

経をあげた直虎に、重好は深く感謝して寺を去って行った。

重時に対してはわだかまりを捨てられないが、重好はぜひ無事にと祈らずにはいられなかった。

 

そんな直虎に思わぬ報せが入る。龍雲丸が目を覚ましたというのだ。

直虎をはじめ、南渓や龍譚寺の一同が喜びに包まれた。

 

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翌朝以降もかいがいしく龍雲丸の看病を続ける直虎。

龍雲丸は、意識不明だったことが嘘のように、薬湯が口に合わないと文句をいうまで回復した。

そんなところへ三人衆の一人近藤の家の者が龍譚寺を訪ねてきた。

 

病人がいるので見て欲しいということだった。

近藤といえば、政次を嵌めた張本人であり、決して許すことのできない存在だったが、昊天に付き従い往診に赴く直虎。

 

井伊の館で相見えた病人は何と近藤本人だった。

今川勢との戦いで重傷を負った近藤は、直虎の顔を見るなり驚愕する。自分を殺しに来たと思ったのだ。

「……殺すつもりならこのまま捨て置きます」

その姿に哀れさと滑稽さを感じつつ、直虎は半ば強引に治療を進めた。

 

勝ちを収めたと思われた者達が今置かれている状況は皮肉ともいえた。

本当の「勝ち」とは何なのか、直虎が戦国の世の理にむなしさすら感じ始めていた同じ頃、家康は密かに氏真と直接会談に臨んでいた。

 

このタイミングで和睦を申し出てきた家康に猜疑心を抱く氏真だが、家康も氏真も本音のところ戦に疲れていた。

氏真は北条へ逃げ延びる提案を受け入れる。

一連の騒動以来混沌とした日々が続いていたが、それぞれが新たな道を歩み始めようとしていた。

 

隠し里に逃れていた井伊の民が直虎に文をよこしてきた。

政次の死にショックを受けていた井伊谷の人々も、それぞれが気持ちを整理して、それを受け入れているという。

全てを失った方久は、新たな儲け口を「医薬品」に求め、昊天に弟子入りした。

 

方久が龍雲丸に尋ねる、これから頭はどうする?と。

空に流れる雲を見ながら、龍雲丸は考えた。そしてそのまま寺を後にする。

 

突然いなくなった龍雲丸を探しに飛び出した直虎は、気賀の龍雲党の根城で倒れていた龍雲丸を見つける。

「何故自分だけが生き残ってしまうのか」

その思いを共有する二人。

 

直虎は政次を、龍雲丸は一味を、それぞれ失ってしまった。しかし直虎は言う。

「そなたを助けることができたことだけはよかった」

 

掛川城から今川氏真が北条へ向け出立する。

忠次は武田が激怒して何をしてくるのかわからないと忠言するが、家康は何とかなると自分に言い聞かせるように言った。

 

同じ頃、短い伝言を残して気賀の根城を後にする直虎と龍雲丸。

そこには「井伊で待つ」と書かれていた。

 

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