真田丸で長澤まさみさんえんじるきりは真田家の家臣・高梨内記の娘で実在した人物。

史実では真田信繁の側室となり阿梅(おうめ・お梅)を生んでいます。

 

ただ実在した人物とはいえ戦国時代の女性に関してはほとんど資料が残っていないので、きりのキャラクターや逸話は大半が創作です。

 

スポンサードリンク

きりの性格

そのきりの真田丸での設定は『戦国時代のヤンキー』。

何とも違和感のある言葉の組み合わせです(笑)。

 

この設定がそのまま表現されるように、きりの性格は基本わがまま。

信繫と梅とは幼馴染で、信繁のことが好きだけど本人を前にすると正反対の態度をとってしまい素直に感情を表現できないという不器用な部分があります。

 

そのため、信繁に対して優しく接する梅との三角関係には完敗。

信繁の目には梅の姿しかなく、きりはいつも仲良くしている2人を遠くから見て心が晴れないという状況になってしまします。

 

信繁がお土産に買ってきた櫛を梅に渡すことができずにモジモジしていると手を引っ張って梅の元まで連れて行き、それでも照れる信繁の手から櫛を奪って渡すシーンなんかは、きりの気持ちが分かると言う人も多いんではないでしょうか?

 

しかも自分がもらった櫛より高価な櫛が梅へのお土産だと気付くのですが、これ自分の場合だったら結構メンタルがやられてしまうパターンですよね(笑)。

それでもきりは信繁からもらった櫛を大事にし、肌身離さず持ち歩くという一途さを持っています。

 

第6話で姉の松の救出に失敗した信繁。

 

本当は慰めの言葉をかけてあげたくてしかたがないのに憎まれ口をきいてしまうきりの性格もちょっと分かるような気がします。

きりは真田丸の中でも意外と感情移入する人が多いキャラではないかと思います。

 

お梅の伏線

ここからはネタバレを含むので先の展開を知りたくないと言う人は見ないようにしてくださいね(笑)。

 

信繁の側室となった梅はすえという女の子を産んだ後に合戦(第13話)に巻き込まれて亡くなってしまいます。

この時、幼馴染であるきりが残されたすえを育てていく事を梅に誓います。

 

そして、やがてきりも信繁の側室となるわけですが、冒頭でもお伝えしたように生んだ子供の名前は阿梅(おうめ・お梅)。

これは亡き友の名前を自分の子供につけるという展開になるのではないかと、私は予想しています。

 

登場人物の名前に黒木華さん演じる女性の名前が『梅』となっていたことに、『きりの子供と名前が被るじゃん。』と思っていたのですが、こうやって繋いでくるとは三谷さんはさすがだなと思いました。

このきりの子供の方の阿梅(おうめ・お梅)はきりと共に大坂の陣まで信繁と行動を共にし、その後、敵方の伊達政宗の元へ送られるという数奇な運命を辿ります。

 

関連記事⇒真田信繁が死の直前に子供(阿梅・お梅)を託した意外な人物!!

 



Sponsored Link